両側性外反膝: X 脚
2016/10/25

前々回のエントリーでもお伝えしましたが、若年層の外反膝に関するお問い合わせが増えてきていますので軽く触れておこうと思います。
X脚といったほうがイメージがわきやすいであろうこの症状、膝が内側に入り脚全体で”X"の形を作っている状態ですが、後天的な原因としては以下のことが挙げられます。
1、いわゆる”内股座り”や”お姉さん座り”と呼ばれる日常的な座り方のクセ
2、骨盤の傾きや歪みから起因されるもの
3、幼年時の運動不足による筋のアンバランスな発達
4、腹筋、臀筋の弱さ
5、上記のコンビネーション
この原因の中でも改善の足がかりになりやすいものが、2番目の“骨盤の傾きと歪み”の改善です。
骨盤の傾きと歪みの改善
↓
ストレッチ・エクササイズによる骨盤・股関節周りの張力のバランス化
↓
それと平行しての日常的な身体の使い方の改善
↓
ストレッチ・エクササイズによる骨盤・股関節周りの張力のバランス化
↓
それと平行しての日常的な身体の使い方の改善
骨盤が前に傾く(いわゆる反り腰だと)と、股関節は内向きになりそれと連動して膝は内側をむいてX脚の状態になります。 股関節が内向きになっている状態が長く続くと必然的に、内転筋は固くなり、骨盤も閉じた状態になります。
問題として目に見えるところに原因があるわけではなく、身体をひとつの繋がりとしてみたときに初めて改善点が見えてくるいい例ではないでしょうか。
セッションでは身体の全体性を重んじつつも腰椎・骨盤・股関節の繋がりを注視しつつバランスを整え、それに加えてホームエクササイズの指導などを行って改善を促しています。
左からシリーズ前、#1後、#2後


