こころと身体のつながり: 原始反射③ 緊張性迷路反射
2017/06/17
原始反射③ 緊張性迷路反射(Tonic Labyrinthine Reflex/TLR)
期間:
前方TLR-妊娠12週間~生後4ヶ月
後方TLR-誕生時~3歳
刺激と反応:
後方TLR-仰向けで首を後ろに傾けると上下肢が伸びる
前方TLR-うつ伏せで首を前に傾けると上下肢が屈曲する
機能・目的:
バランス・筋緊張度・感覚が鍛えられる
正しいはいはいの姿勢をとる助けになる
関連身体部位:
全身の筋肉全てに影響。 特に首・肩の辺りと腰・お尻や同の大きな深部筋に関係している

解説:
緊張性迷路反射(TLR)は、私たちの空間位置、バランス、運動に関する内耳の感覚機能である前庭機能に大きく関わっている反射です。
後方TLRの統合不全-ふにゃふにゃしていて、身体の軸がないような感じ
前方TLRの統合不全-運動の際にぎこちなさ、身体の硬さ、不器用な様子がみられる
このTLRがうまく統合されない場合、バランス能力に影響を及ぼし動きに関する課題を持ちやすくなり、また視覚機能を含んだほかの感覚機能の発達を妨げることにもなります。
例)
・歩き始めるときに、空間、距離、奥行き、速さを認識して安全・安心して歩くことが難しい。
・机に座って机の上のノートを見て座るという通常の学習姿勢で集中することが、難しくて、居心地が悪く感じる。
→椅子の上であぐらを掻く
→くねくね左右に動いたりする
→脚を椅子の足に絡める
→両手を両膝の下に入れる
(居心地の悪さを軽減させるために、身体を動かしていることを集中力が欠如していたり他動だと見られることがあります。 また、こういった子どもたちは、ときどき発達性協調運動障害と診断されたり、動きのぎこちなさを他の子どもたちにからかわれたりすることがあります。)

期間:
前方TLR-妊娠12週間~生後4ヶ月
後方TLR-誕生時~3歳
刺激と反応:
後方TLR-仰向けで首を後ろに傾けると上下肢が伸びる
前方TLR-うつ伏せで首を前に傾けると上下肢が屈曲する
機能・目的:
バランス・筋緊張度・感覚が鍛えられる
正しいはいはいの姿勢をとる助けになる
関連身体部位:
全身の筋肉全てに影響。 特に首・肩の辺りと腰・お尻や同の大きな深部筋に関係している

(上図:後方TLR、下図:前方TLR)
解説:
緊張性迷路反射(TLR)は、私たちの空間位置、バランス、運動に関する内耳の感覚機能である前庭機能に大きく関わっている反射です。
後方TLRの統合不全-ふにゃふにゃしていて、身体の軸がないような感じ
前方TLRの統合不全-運動の際にぎこちなさ、身体の硬さ、不器用な様子がみられる
このTLRがうまく統合されない場合、バランス能力に影響を及ぼし動きに関する課題を持ちやすくなり、また視覚機能を含んだほかの感覚機能の発達を妨げることにもなります。
例)
・歩き始めるときに、空間、距離、奥行き、速さを認識して安全・安心して歩くことが難しい。
・机に座って机の上のノートを見て座るという通常の学習姿勢で集中することが、難しくて、居心地が悪く感じる。
→椅子の上であぐらを掻く
→くねくね左右に動いたりする
→脚を椅子の足に絡める
→両手を両膝の下に入れる
(居心地の悪さを軽減させるために、身体を動かしていることを集中力が欠如していたり他動だと見られることがあります。 また、こういった子どもたちは、ときどき発達性協調運動障害と診断されたり、動きのぎこちなさを他の子どもたちにからかわれたりすることがあります。)

(出典: 人間脳を育てる -動きの発達&原始反射の成長- 灰谷孝 著)