Rolfing + Yielding 感想文 (Session #2)

前回のエントリーでご紹介したクライアントさんのSession2後の感想文のご紹介。

写真を見ると、Session2からSession3の間に起きている変化が圧巻です!
人間が本来持っている性質を促してからのセッションが、変化に対する順応性を高め、クライアントさん自身の身体の自己統合能力を呼び起こす事を現している良い例かなと思います。



■セッション#2 2014/5/1施術

 第2回目のセッションはちょうど1回目から2週間後。
 今回のテーマは「足」をメインとしていたので、セッション終了時には前回ほどの大きな驚きは無く、ちょっと地味かな、ぐらいに思っていたのですが、実はこのセッション後のバランスの変化はとても大きなものでした。

 長年の癖によって、私は腰の後側の筋肉をガッチリ固めてそのまま身体の重心を前方に預け、それを爪先にギュッと力を入れて止める…というような立ち方をしていたようです。でもそれは自分では自覚していませんでした。

 足裏に筋膜リリースを施術する時には結構痛みがありました。痛気持ちいい、よりもう少し痛いぐらいの。
 セッション後に感じたことは、足指が伸びて開いていて、足の裏全体を使って立っている、という感覚。
それまで踵と拇指球~爪先でシーソーのように押し合って立っていたものが、足裏に均等に体重が掛かるようになったために足指に力を込める必要がなくなってリラックスし、ピラミッドのように安定した足から自然に上方に脚が伸びている。足を踏みしめる下方向への感覚と、上方向へ脚が伸びていく感覚でした。
 それまで私は、身体の前後の重心を足裏のどの辺りに置けば良いのか分からなくて、立ち方にも迷いがあったのですが、「あっ、これなら立っているのが楽だな」というのが、理屈でなく身体感覚で感じられ、納得できた瞬間でした。
 参考までに、ロルファー原田さんにこの重心位置について訊ねてみると、足裏の重心位置よりも、むしろ頭頂部を上から吊られているような感覚(スカイフック感覚)を感じるようにした方が良いとのこと。でもその感覚は頭では理解できても、まだ身体ではうまく感じることができませんでした(それを感じられるようになったのは、後のセッション#4完了後のことです)。
 後で分かったことですが、このセッション#2終了後からセッション#3までの間に身体の大幅な変化が続いていたようで、セッション#3に伺った際は、ロルファー原田さんも驚くほど姿勢が改善されていました。


 施術後2日間ほど、全身にだるさと疲れを感じ、そして今回も強烈な眠気によって、12時間ほど爆睡。
それを経た後、立っているのが以前より遙かに楽になり、腰がそれまでより「長く持つ」ようになったのを実感するようになりました。



(左からSession2前‐Session2後‐Session3前)

Rolfing + Yielding 感想文 (Session #2)


Rolfing + Yielding 感想文 (Session #2)


Rolfing + Yielding 感想文 (Session #2)



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プロフィール
ロルファー のり
ロルファー のり
アメリカで5年間、アスレチックトレーナーとして活動後、"癒し" そのものに興味を抱き、ボディーワークの世界に足を踏み入れました。 2010年9月にロルフィングというユニークな整体法の資格を取得し、帰国。 その後、縁あって信州ブレイブウォリアーズと言うバスケットボールチームで2年間お世話になりました。

アスレチックトレーナーとしての経験と知識、ロルファーとしての哲学と手技を生かすべく、2013年より長野市若槻エリアと千曲市戸倉エリアで、"ロルフィング長野"というボディーワークスペースを主宰しています。

おらが国、信州をこよなく愛する40歳
家族構成: 妻と娘(高校2年生)
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