台風が近づいているみたいですね。
夏が終わり、秋のはじまり、台風シーズン。

遠くにいる台風が長野の地まで風を届けてくれているんでしょうか、、、気持ちのいい風がそよいでいる夜です。
2日後には日本に上陸する模様とのこと。 雨が降り、風は吹けど、災害規模の影響が出ないことを祈るばかりです






もう2週間も前になりますが、富山のバスケットボールスクールGround Wrok(グランド・ワーク)に呼んでいただきました。 富山県内で7校150名の生徒を指導する傍ら、富山国際大学の男子バスケットボール部監督を務める呉屋氏と今後、どのように協力しあえるかを話し合うことが主な目的でしたが、この機会に少しだけ生徒さん達を指導。




富山の地にもこうして自分のことを必要としてくれて仲間に迎え入れてくださる方々がいることをとても幸せに思います。 期待に応えられるようにお互いサポートしあって行きたいです。 
Ground Workの日本語訳は”基礎工事”。 バスケットボールに限らず、身体を動かすことの根底にあることは”楽しい”という感覚だと思います。誰かよりうまくとかより、まず楽しんで、成功体験を通してのびのび育って行けるプログラムを創造するお手伝いができたらと考えています。







まだまだ残暑が厳しいけれど、夏も終盤にかかり朝晩がぐっと過ごしやすくなってきました。

ひと月程また間が空いてしまいましたが、夏の間はプライベートでもいろいろな出来事があり忙しく過ごしていました、、、

さて、いろいろあったイベントの中のひとつが、前回のエントリーで紹介したバルシューレのC級指導者講習会





いやらしい話ですが、今回の講習会は2日間で15,000円+1,800円(教材代)と、いろいろある講習会と比べて価格設定的にはかなりお得なものでした。 だから内容に対してもそれほど期待していたわけではなく、個人的な目的としてはエビデンスに基づいてバルシューレが子供の運動機能の発達にどのように影響を及ぼすかといった部分。 実践の部分ではなくどちらかというと座学的なところでした。


結果的には想像通り、2日間をトータルで見るとその内容は濃いものとは言えませんでしたが、一日目の午前中にあった座学では学びたかったことやエビデンスが取れたのでやはり受講してよかったなと言うのが率直な感想。





現在ちまたで問題になっている、”子供どうしが触れ合う遊びの場が減ったことで引き起こされる身体的、社会的問題”に始まり、幼児・児童の早すぎるスポーツ競技参加によって引き起こされる、スポーツに対する燃え尽き症候群の若年齢化、若年性ロコモティブシンドロームの危険性や、バランス能力の低下、柔軟性の低下など、子供の社会性や身体などにかかわる多くの問題を紹介しながら、日本ではなく海外で行われているアプローチの仕方や、それらの問題にバルシューレがどのような影響を及ぼすのかなどが学べて、バルシューレの可能性に惹かれました。





今後、何回かのエントリーに分けて学んできたことを紹介していこうと思っています。




スイミングスクールに体操教室がこれまでの未就学児の運動能力を引き出していく主な習い事でしたが、近い将来バルシューレも加わってくると思います。 そこにスラックラインボルダリングなどのエクササイズを取り入れたらなかなか素敵なプログラムが作れそうでワクワクです!



自分の専門分野であるなしに関わらず、毎年必ず1つは自分のキャリアや人生の為になりそうな、なにがしかのセミナーに参加するようにしているのですが、今年の第一弾はバルシューレ(Ballschule)のC級指導者の講習会に参加することに決めました。



"バルシューレはドイツで生まれたボール遊び教室。 児童が楽しく関わりながらも、基礎運動能力・社会性・思考性・自発性を身に付けられる教育研究を背景に持ったボール遊び教室です。"(バルシューレ東京HPより)


具体的には、身体の使い方のレパートリーをふやすこと(基礎運動能力)、ほかの子供たちと協調すること、またほかの子供たちから学ぶこと(社会性)、そしてボール遊びをより上手に楽しむにはどうしたらよいかをクリエイトすること(思考性・自発性)をボールを使った遊びを通して養い、自分の得意なことに自分で気づいていく為の遊び、、、のようです。

技術指導などはなく、あくまで子供たちの自発性に重きを於いているというところにもとっても魅かれる。


バルシューレなんて全然知らなかったけど、長野県内でも上田市と佐久市に教室があり、松本市では松本山雅FCがその活動の一環で教室を開いているみたいです。 、、、サッカーだけでなく、サッカーの前段階、サッカーへと続くものに目を向ける山雅、、、やっぱり目の付け所がすごいな。

バルシューレに関してはこれからも少しずつブログで紹介していけたらと思っています。




あるクライアントさんから本、というか季刊誌をいただき読んでいます。

導入部分ではボディーワークの説明にはじまり、70年代に巻き起こったHuman Potential Movement(=人間回帰運動)だとか、その源流にもなり、今でも多くのワークショップが行われているEsalen Instituteについての記述があり、ツボをくすぐってくれます。

Human Potential Movementについてはぼんやりとしたイメージしかもっていなかったけど、“あらゆる人間には、条件さえ整えれば成長していくような潜在的可能性が備わっていて、成長をさまたげるようなものをとりのぞき、成長が起きるような環境づくりをしていけばいい”(雑誌 spectator vol.32-2014) といった思想が根底にあるようで、ロルフィングとシンクロする部分があるな~って感心。




ロルフィングコミュニティーでは、“重力がセラピストである ‐ 重力の線が身体を通り抜けていくとき、身体は自ずと癒えていくでしょう”という比喩的な格言があり、“身体の内側で起こる筋肉や筋膜の引っ張り合いのバランスを調え、その原因となるものをとりのぞけば治療(セラピー)はいらなくなる、身体を突き抜けていく重力を感じることによって身体は自ずと癒えていく、、、”といった意味を含んでいます。


その原因となるもの、とは、単に身体の癖などには限らず、身体に影響を及ぼす心理的なストレスやトラウマ、過緊張など身体をこわばらせてしまう性格的なもの、また我々の身を置いている社会的・文化的な要因などを含んでいます。 


身体の不調や病気の原因となるものが単に身体的なものだけでなく心理的なものも含むというものの見方は、ほんとロルフィングをはじめとするボディーワークの特徴だと思います。
だから、入り口は身体なんですが、クライアントさん一人ひとりの全体性を大切にしていく必要があるのです。


ここのところ自分の提供するセッションの中では、疲労を抜くことや、痛みの軽減などの身体の不調だけに焦点を当てすぎていた感があったので、この本を読んでちょっとニュートラルに引き戻してもらえました。


セッションを通して、現在の自分の在り方や、必要なもの、手放していいものなどに気づいてもらい、取捨選択をクライアントさんと共に探求していくのが、やっぱり自分の求める方向性かなって再確認するいい機会をあたえてもらえた気がします。 



“あらゆることは、それが生理的であれ、心理的であれ、霊的であれ、すべては筋肉の緊張として翻訳される” - F.M.アレクサンダー


昨年の7月からサポートをさせてもらっていたB2リーグに所属する地元のプロバスケットボールチーム、信州ブレイブウォリアーズの長いようで短かった2017‐2018シーズンが終わりました。

雨の日も雪の日も会場へ足を運び、声援を送ってくださったブースターの皆様
会場の設営、撤収、運営に無償のマンパワーを提供してくださったボランティアチーム”ウォープル”の皆様
シーズンを通して多くの面でチーム、会社をサポートしてくださった、スポンサー及びパートナーの皆様

すべての皆さんのサポート無しにこのチームの運営はなされませんでした。 
感謝以外ありません。 ありがとうございました。





そして、

片貝社長、取締役の皆さんをはじめとするフロントスタッフの皆さん、皆さんのおかげでチームは安心してバスケットボールに集中することができたと思います。 お疲れさまでした、ありがとう。
また、小野寺HCをはじめとするチームスタッフ&選手のみんな、私を信頼してチームの商品でもある選手の身体を預けてくれてありがとう。 フルタイムスタッフでもない自分のアドバイスや意見を取り入れてくださった、小野寺HCの選手の健康面を気遣う姿勢にはとても助られました。 感謝です。



全部勝つつもりで全力でぶち当たった結果が25勝35敗、、、5~10点差のゲームならば、出場した各選手ひとりひとりがあと1点、あと1リバウンド、あと1ブロックショット、あと1スティールの中のどれか1つを得るだけで結果が変わっていたかもしれない。 そのコンディションまで持って行かせることができなかった自分の力の無さに情けなくなり、このレコードを受け入れるにはもう少し時間がかかりそうです。


ただこれまで関わらせてもらった3シーズンの中では自分の持っている特性が一番生かせたシーズンであり、一番楽しいシーズンでした。

専属のアスレチックトレーナーを中心に
千曲中央病院
市川内科医院
塚田整骨院
古田整体院
医療法人ARExグループ

の助けを借りながら、そこにロルフィング長野が加わったことで、身体のケアに関してはB1のチームにも引けを取らないくらいの評価をもらってもいいのかなと感じています。

上杉、古橋、両選手の競技復帰までのリハビリ及び斎藤選手の術後のリハビリを担当できたことも楽しかったです。
選手の意識の高さに触れることができたのは幸運でした。
”復帰後、プロのキャリアの中で最高のシーズンにしよう”と目標を決め、個人スタッツの上ではそれを実現させた古橋選手にはマジリスペクトです。
今シーズン中での復帰が叶わなかった斎藤選手は、”プレイで周りを見返す”ことを目標に7月を目処にリハビリを継続しています。
バスケに関しては(笑)本当に真摯に向き合っている選手だと思うので、ぜひ実現させて欲しい。 できる限りのサポートを続けていきたいと思っています。


シーズン始まりから全部勝つつもりで最後までその意識をもって取り組めた。
全力を尽くせた心地よさはあるものの、やはり目標に手が届かなかったことは事実であり、やっぱり悔しいです。


結果が求められる世界で、すでにHCや数名の選手との契約満了のリリースがでています。
もちろんサポートスタッフもその責任の一端を担うべきであるのですが、もし来シーズンも引き続きチームと関わらせてもらうことができたら、今シーズンの失敗をしっかり生かし、問題から目を背けることをしないで、より良いチーム作りとB2タイトル奪取に貢献したいと思います。

最後に、
無理行って午前中にセッションの予約を固めてくださったクライアント様 
週末の家族の時間削ってバスケをさせてくれることを許してくれた家族
そして、10歳から始めて以降30年間たった今なお自分の人間形成に大きな影響をあたえ、多くの経験をさせてくれているバスケットボールにありがとう。



プロフィール
ロルファー のり
ロルファー のり
アメリカで5年間、アスレチックトレーナーとして活動後、"癒し" そのものに興味を抱き、ボディーワークの世界に足を踏み入れました。 2010年9月にロルフィングというユニークな整体法の資格を取得し、帰国。 その後、縁あって信州ブレイブウォリアーズと言うバスケットボールチームで2年間お世話になりました。

アスレチックトレーナーとしての経験と知識、ロルファーとしての哲学と手技を生かすべく、2013年より長野市若槻エリアと千曲市戸倉エリアで、"ロルフィング長野"というボディーワークスペースを主宰しています。

おらが国、信州をこよなく愛する40歳
家族構成: 妻と娘(高校2年生)
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